法人営業ならではの醍醐味
アパレルや宝飾、あるいは不動産と異なり法人営業の「商品」は素材だったり中間財のような個人としての夢を語れるようなものはあまりない。
それでも法人営業ってなんで魅力的で面白い、またやりがいがあるのだろうと考えるとまず第一に「売るための工夫」の範囲が広いことではないだろうかと思う。
特に私が長年関わってきた情報システム(昔はコンピュータのハードそのものを売っていた)は専用システムでない限り、顧客の解決したい課題によっていかようにでもなるという「不完全商品」である。
そもそも昔はコンピュータは「世界で唯一明確な使用目的の定まらない機械」と言われた。
それをていねいに話を聴いて、カタチ(=システム)にしてくれるエンジニアたちといっしょに商品として納めるプロセスはやはりダイナミックで面白い。
個人向け商品の営業は、どちらかというとマーケティング部門の決めた戦略の実行部隊という性格が強いのに対し法人営業では逆に「会社を動かす」という実感がもてるあたりがその面白さのひとつ。
とことんこの面白さを追求できたら売上もまちがいなく上がります。
このテーマ、これから何回か書いてみます。